ETCカードの作り方。おすすめETCカードとお得なサービスを紹介

ETC利用率は年々向上し、令和4年12月には約94.2%にまでなっています。これだけ普及しているということは、それだけETCの利便性が高いという証明でしょう。まだETCカードを持っていない人は、作ってみるのはどうでしょうか。

ただしETCカードは、作り方によって、かかる費用やお得さが変わってきます。

この記事で説明するのは、ETCカードの作り方と、それぞれの作り方ごとの特徴についてです。また、ETCカードを作る時におすすめのクレジットカードも紹介していきます。

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ETCカードの作り方は3種類!クレジットカードで作るのが一番お得

ETCカードの作り方としては、次の3種類の方法があります。

  1. クレジットカードと同時にETCカードを作る
  2. 所持クレジットカードに追加してETCカードを作る
  3. ETCパーソナルカードの申込みをする

大きく分けると、クレジットカードの「追加カード」としてETCカードを作る1番・2番の方法と、直接ETCパーソナルカードの申込みをする3番という2種類の方法がクレジットカード経由でETCカードを作ったほうが、簡単で、しかもお得です。

では、それぞれのETCカードの作り方について、詳しく見ていきましょう。

クレジットカード作成時にETCカードも同時発行する

クレジットカードを新規発行する際には、同時にETCカードも作成できます。キャッシング機能を付けたりすると、クレジットカード審査が難しくなってしまうのですが、ETCカードを同時発行するだけなら、審査に大きな影響はありません。

同時発行のデメリットは、クレジットカード審査に落ちてしまうと、ETCカードも作れないことです。審査をクリアできるかどうかは、事前にわかりません。そのため、絶対にETCカードが欲しい方は、ほかの方法を検討したほうがよいでしょう。

また、クレジットカードとETCカードを同時に申し込んだとしても、2つのカードが同時に送付されるとは限りません。ETCカードだけ後から送られてくることもあります。

同時発行でETCカードを入手する手順

クレジットカードとETCカードを同時発行したい場合、次のような手順でおこないます。

  1. クレジットカードの公式サイトでカード発行申込みをする
  2. 申込み項目の中の追加カード(付帯カード)でETCカードを選ぶ
  3. クレジットカード審査終了を待つ
  4. 審査に通過できれば後日ETCカードが送られてくる

同時発行は、申込時にETCカード発行といった項目にチェックを入れるだけなので、とても簡単です。クレジットカード審査をクリアできれば、ETCカードが手に入ります。

すでにクレジットカードを持っているなら追加でETCカードを作れる

すでにクレジットカードを持っている場合は、その追加カードとしてETCカードを作成可能です。

ただし、すべてのクレジットカードが、追加カードにETCカードを用意しているわけではありません。ごく少数ですが、ETCカードの取り扱いがないクレジットカードも存在します。

追加カードが発行できないクレジットカードしか持っていない場合は、新しくクレジットカードを作るか、ETCパーソナルカードを作るしかありません。

所持クレジットカードに追加でETCカードを発行する手順

すでにクレジットカードを持っている場合は、次のような手順で追加カードとしてETCカードを発行可能です。

  1. マイページから追加カード発行でETCカードを選ぶ
  2. ETCカードが送られてくる

たいていのクレジットカードでは、オンライン上で簡単にETCカード発行の申込みができます。もしもオンライン申込みができない場合は、「電話」か「郵送」で申し込んでください。

すでにクレジットカードを持っている場合は、カード審査が完了しているため、申込み次第ETCカードが発行されます。カード利用法に相当な問題でも無い限り、ETCカードが作れないという事態は起こりません。

ETCパーソナルカードの申込みをする

個人が、クレジットカードを経由せずETCカード単体が欲しいなら、「NEXCO東日本」「NEXCO中日本」「NEXCO西日本」などの高速道路運営会社が発行している「ETCパーソナルカード」を作るしかありません。

ただし、法人や個人事業主なら「ETC法人カード」、大手業者なら「ETCコーポレートカード」の発行も可能です。

ETCパーソナルカードは、年会費が有料ですし、使用するためにはデポジット(保証金)が必要です。デポジットは、ETCの月間平均利用金額の4倍になります。

月に750円しか高速道路を使わないからデポジットは3,000円にする、といったこともできますが、月間利用額がデポジットを超えた時点でETCカードが利用停止になってしまうため、あまり安く設定するのも考えものです。

デポジットは、ETCパーソナルカード解約時に返金されますが、利用している間はずっと入れっぱなしにしておかなくてはいけません。

ETCパーソナルカードの発行手順

ETCパーソナルカードの発行手順は、次のとおりです。

  1. 申込書を取り寄せる(プリンターがあるなら公式サイトからダウンロードも可能)
  2. 申込書を事務局に郵送する
  3. 事務局からデポジット振込用紙が送付される
  4. 振込用紙でデポジットの入金をする
  5. ETCパーソナルカードが送られてくる

ETCパーソナルカードはデポジットで利用料金が保証されているため、発行時の審査はありません。

おすすめのETCカードを厳選紹介!ETC利用がお得なカードを年会費無料のカードから抜粋

おすすめのETCカード厳選してご紹介します。では、これらのクレジットカードを作るとどういったメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

JCB カード Wを作ると年会費無料のETCカードを発行できる

JCB カード WのETCカードは、費用がかからず非常に優秀です。こちらのカードは基本還元率が1%と高い為、ETC利用分もとてもお得です。カード本体もETCカードも年会費無料で、一切コストがかかりません。

こちらのカードはETC利用分がお得なだけでなく、これらパートナー店では更に還元率が高い為、これらの店舗をよく利用する方にもおすすめです。

  • Amazon:2%
  • セブン-イレブン:2%
  • 高島屋:2%
  • メルカリ:1.5%
  • ジュンク堂:1.5%
  • ビックカメラ:1.5%
  • ジョーシン:1.5%
  • apollostation:1.5%
  • 出光SS:1.5%
  • シェルSS:1.5%
  • ウエルシア:1.5%
  • ハックドラッグ:1.5%

こちらカードのスゴイところは還元率が高いだけでなく優待も豊富なカードで、該当のホテルやレストランを割引価格で楽しめるなど、優待だけでも日常生活をお得に楽しむことができます。

さらにプロパーカードだけあってセキュリティ性能も高く、「不正検知システム」「盗難・紛失補償」「本人認証サービス」「ナンバーレスカード」「使いすぎ防止アラート」などがあって備えは万全です。

JCB カード W

項目 詳細
年会費 無料
還元率 1%以上
付帯サービス 海外旅行傷害保険最高2,000万円
海外ショッピングガード保険最高100万円

参照:JCBカード公式

三菱UFJカード VIASOカードはETC利用でポイントが2倍になる

先にご紹介したJCB カード Wは39歳以下の方限定のカードですから、40歳以上の方には三菱UFJカード VIASOカードがおすすめです。

こちらのカードはこれらの料金が常にポイント2倍で利用頂ける上に、年会費が無料にも関わらず充実した旅行保険が付帯するハイスペックカードでもあります。

  • ETC
  • 携帯電話
  • インターネットプロバイダー料金

三菱UFJカード VIASOカードは、新規顧客獲得に力を入れているため、比較的作りやすいクレジットカードの1つです。審査に不安を感じている方にもおすすめの1枚です。

また、三菱UFJカード VIASOカードを作ると、中国で使いやすい「銀聯カード」を追加カードとして発行可能です。銀聯カードを作れるクレジットカードは珍しいため、中国に行く機会が多いなら、三菱UFJカード VIASOカードを選ぶ価値が更に高まります。

三菱UFJカード VIASOカード

項目 詳細
年会費 無料
還元率 0.5%以上
付帯サービス 海外旅行傷害保険最高2,000万円

参照:三菱UFJカード VIASOカード

セゾンカードインターナショナルはETCカードを最短即日発行できる

「セゾンカードインターナショナル」は、クレディセゾンが発行しているクレジットカードです。ETCカードを入会金、年会費無料で発行できます。

通常は、申し込んでから発送されるまでにかかる時間は、最短3日です。しかしセゾンカウンターに出向いて手続きすれば、「即日発行」もできます。そのため、すぐにETCカードが欲しい方に、特におすすめのクレジットカードです。

  • 年会費無料
  • 最短5分でデジタル発行可能
  • ポイントの有効期限がない
  • ポイントモール経由のネットショッピングで獲得ポイントアップ(最大30倍)
  • セゾンカウンターで即日受け取り可能
  • 提携店舗で各種優待を受けられる

セゾンカードインターナショナルのETCカードは、即日発行できるのが便利でしたが、クレジットカード自体も即日受け取り可能です。オンラインで申込みをして、審査通過してからセゾンカウンターに行けば、その日にセゾンカードインターナショナルを受け取れます。

なお、使い道がネットショッピングなら、わざわざセゾンカウンターに行かなくても、デジタル発行された番号で買い物が可能です。
セゾンカードインターナショナル

項目 詳細
年会費 無料
還元率 0.5%以上
付帯サービス なし

参照:セゾンカードインターナショナル

dカードも還元率が高く年会費無料

「dカード」は、NTTドコモが発行しているクレジットカードです。顧客増加を目指している流通系クレジットカードであるため、審査が不安な方にもおすすめです。

dカードは年会費も無料ですし、ETCカードの年会費も年に1度でも利用すれば無料ですから実質無料で利用頂けます。

基本還元率が1%と高いため、いつどこで利用しても高還元。また、これらの特約店では更なる高還元率で利用頂けるお得な1枚です。

  • ENEOS:2.5%
  • JAL:3%
  • 高島屋:2.5%
  • マツモトキヨシ:4%
  • 紀伊國屋書店:3%

dカードを持っていると、ドコモの携帯料金をクレジットカードで支払えますし、貯まったポイントを携帯料金の支払いに使うことも可能です。さらに携帯電話の紛失や盗難にも補償が付くため、ドコモケータイを持っている方に特に役立つクレジットカードだと言えます。

dカード

項目 詳細
年会費 無料
還元率 1%以上
付帯サービス 海外旅行保険最高2,000万円(29歳以下限定)
国内旅行保険最高1,000万円(29歳以下限定)
お買い物安心保険最高100万円
ケータイ補償最大1万円(購入後1年間)

参照:dカード公式

ETCカードを持っておく5つのメリット!高速道路代がお得になる

ETCを持っているメリットとしては、次のようなものが挙げられます。

  1. 高速道路の料金所をスムーズに通過できる
  2. 高速道路の利用でクレジットカードのポイントが貯まる
  3. ETCマイレージポイントが貯まる
  4. ETC割引サービスを利用できる
  5. 複数の車で利用できる

では、ETCカードのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

高速道路の料金所をスムーズに通過できる

ETCカードを持っていると、高速道路の料金所で、料金を手渡しする必要がありません。そのため、車を停止させずにスムーズに通行できます。

対して、昔ながらの一般レーンは、自分自身が料金所横で停止するために時間がかかるのはもちろん、ほかの車両も料金所の横で停止するため、渋滞が起こりやすく、ETCレーンのようにスムーズに進行できません。

一般レーンだと、時間的なロスもさることながら、スイスイと進むETCレーンを横目で見るという精神的ストレスも発生します。そのため、高速道路を使う機会が多いなら、ETCカードを作っておいた方がよいでしょう。

高速道路の利用でクレジットカードのポイントが貯まる

高速道路でETCカードを使うと、クレジットカードのポイントが貯まります。実質的に、クレジットカードのポイント還元率の分だけ高速道路料金が割引されるようなものなので、使わないのは損です。

ただし、ETC利用時にポイントが貯まるのは、クレジットカードの追加カードとしてETCカードを作った場合に限ります。ETCパーソナルカードを使っている場合は、ポイントは貯まりません。

ETCマイレージポイントが貯まる

ETCレーンを使うと、クレジットカードのポイント以外に、「ETCマイレージポイント」も貯まります。貯まったポイントは、高速道路料金として利用可能です。

貯まるポイントは、どの道路を使ったかによって変わってきます。たとえば、NEXCO東日本なら10円につき1ポイント、神戸市道路公社なら50円につき3ポイントに加算ポイントを足した分が獲得ポイントです。

加算ポイントとは、月の利用金額が多いほど追加でポイントを貰えるシステム。また、もらえるポイントが違うだけでなく、1ポイントが何円相当なのかも、道路事業者ごとに違い、別の道路で貯まったポイント同士は合算できません。

ETCマイレージポイントは、ETCパーソナルカードでも貯まります。

ETC割引サービスを利用できる

ETCカードを持っていると、ETC専用割引を利用可能です。「平日朝夕割引(6~9時と17~20時)」「休日割引(土日祝)」「深夜割引(0~4時)」など、さまざまな割引サービスが用意されています。さらに車載器がETC2.0だと、「ETC2.0割引」も使えるため、よりお得です。

ETC割引サービスの中でも「平日朝夕割引」がETCマイレージサービスに登録しないと適用されませんので、高速道路を利用する前にETCマイレージサービスに登録しておきましょう。

ETCマイレージサービスにご登録いただくことで、NEXCO東/中/西日本、本州四国連絡高速道路株式会社、および宮城県道路公社が実施している頻度型時間帯割引の「平日朝夕割引」の対象となります。

割引サービスの中には、利用料金が30%割引されるものまであるため、ETCカードを使うのと使わないのでは大きな差が生まれます。

引用元:ETCマイレージサービス

ETCカードを作る時に確認しておきたいこと

同じETCカードでも、どのクレジットカードの追加カードとして作ったのか、もしくはETCパーソナルカードを作ったのかでサービス内容がまったく違ってきます。

そのため、ETCカードを作るときには、次のような点に注意が必要です。

  • 発行費用(入会金)がいくらかかるか
  • 年会費がいくらかかるか
  • 発行までの日数はどの程度か
  • 利用時にどの程度ポイントが貯まるか

では、ETCカード作成時の注意点について、詳しく見ていきましょう。

発行費用がいくらかかるか

ETCカードを発行するための費用は、クレジットカードごとに違います。発行費用がかかる場合、550円(税込)、1,100円(税込)といった価格が一般的です。ただし、大手のクレジットカードは、ETCカードの発行費用を無料にしてところが少なくありません。

どうしてもそのクレジットカードにしたい、という希望がなければ、なるべく発行費用が無料になるクレジットカードでETCカードを作ったほうがお得です。

なお、ETCパーソナルカードも発行費用はかかりません。

年会費がいくらかかるか

年会費もクレジットカードごとに変わってきます。こちらも、年会費無料、年会費550円(税込)、年会費1,100円(税込)のどれかになるのが普通です。

発行費用も年会費も無料のものが1番ですが、どちらかだけ無料のものを選ぶなら、年会費が無料のクレジットカードを選択しましょう。

なお、ETCパーソナルカードの場合は、年会費1,257円(税込)です。年会費が高いため、なるべくETCパーソナルカードではなく、クレジットカード経由でETCカードを作りましょう。

発行までの日数はどの程度か

申込みからETCが届けられるまでの時間も、クレジットカードごとに異なります。最速は、実店舗のサービスカウンターを使っての、即日受け取りです。

申込みをしてからETCカードが送付されるまでに早くても1週間程度、普通は2週間程度かかります。

ETCパーソナルカードの場合は、申込みからデポジット振込用紙が送られてくるまでに1週間程度必要。そこから、デポジットを入金して、ETCパーソナルカードが送られてくるまでにさらに2週間程度かかります。

ETCパーソナルを手に入れるためには、3週間から1カ月ぐらいはかかると思っておいたほうがよいでしょう。

利用時にどの程度のポイントが貯まるか

ETCの支払いをクレジットカードにすると、利用ごとにクレジットカードのポイントも貯まります。この時、基本還元率が高いクレジットカードを使うほど、貯まるポイントも増えてお得です。

一般的なクレジットカードの還元率は、0.5%ですが、還元率1%のカードでETCカードを発行すると、ETC利用で貯まるポイントが2倍になります。そのため、ETCカードの本体となるクレジットカードは、なるべく高還元率のものを選びましょう。

ただし、クレジットカードによっては、ETC利用時に貯まるポイントが2倍になるなど、特別なサービスを実施していることもあります。

こういった追加サービスも含めて、どれだけ得になるか検討してみてください。

なお、ETCパーソナルカードの場合は、クレジットカードで支払わないため、ポイントは貯まりません。

なるべくならETCパーソナルカードは使わない方がよい

ここまで見てきたら分かるとおり、ETCパーソナルカードを作るよりは、クレジットカード経由でETCカードを作った方がお得です。ETCパーソナルカードのデメリットをあらためてまとめると、次のようになります。

  • 年会費が高い(1,257円)
  • 高額のデポジットが必要(月間利用金額の4倍)
  • 発行までが遅い
  • 申込み手続きが面倒
  • ETC利用時にクレジットカードのポイントが貯まらない

たいがいのクレジットカードは、オンライン上で手続きが完結するのですが、ETCパーソナルカードは、ネット申込みに対応していません。「ETCパーソナルカード利用申込書」を取り寄せた上で、事務局に書類を郵送で申し込まなくてはならず、かなり不便です。

ETCパーソナルカードのメリットは、審査なしで作れるということしかありません。そのため、ブラックリストに載っていたり、税金滞納していたりして、クレジットカードを発行できない人以外は、あえて作る意味はないでしょう。

ETCの利用手順!初めてETCを利用する方に分かりやすく解説

ETCカードの実際の利用手順は、次のようになります。

  1. ETCカードを発行する
  2. ETC車載器を手に入れる
  3. ETC車載器を車に取り付ける
  4. ETC車載器の設定(セットアップ)をする
  5. ETC車載器にETCカードを挿入する
  6. 高速道路のETC専用レーン(一般・ETC共用レーン)を通過する
  7. 後日ETC利用料金を支払う

ETC車載器は、カー用品店、カーディーラーなどで購入可能です。ETC管理団体の「セットアップ登録店」であれば、そのまま取り付けと設定もできます。セットアップにかかる料金は、だいたい3,000~6,000円程度です。

車載器を買う場合は、多少高くても新しいバージョンである「ETC2.0」に対応するものをおすすめします。ETC2.0対応機器は、2030年におこるセキュリティ規格変更に対応していますし、高速道路料金も特別な割引価格で利用可能です。

ETC利用時には、車載器にETCカードを挿入しますが、車に乗らない時も入れっぱなしにするのはおすすめできません。車内にこもる熱などの影響で、ETCカードに不具合が発生する危険性があるからです。

ETCカードに関するQ&A!初心者の方の疑問を解決

初めてETCカードを利用する方の疑問を解決すべく、ETCカードに関するQ&Aをまとめてみました。

ETCカードが使えるのは設定した1台だけですか?

【A1】ETCカードは、複数の車両で利用できます。所有している車だけでなく、レンタカーでも利用可能です。

ただし、ETCカードの貸与は禁止されているため、家族や友人に使わせてはいけません。

ETCカードは発行までにどれくらい時間がかかりますか?

【A1】ETCカードの発行スピードは即日から1.2週間とカード会社やカードの種類によって幅広いです。

ETCカードを利用する予定がある場合は、前もって申請しておくほうがよいでしょう。急なスケジュールなどで今すぐにETCカードを手に入れたい方は、ETCカードも即日発行に対応しているクレジットカード、「セゾンカードインターナショナル」がおすすめです。

セゾンカードはクレジットカード本体だけでなくETCカードも同時に即日発行に対応している唯一のクレジットカードで年会費無料で作ることができます。

ETCカードに有効期限はある?

【A2】有効期限があります。

有効期限の年数は1~5年程度です。ただし有効期限が切れそうになると、クレジットカード会社が勝手に更新して新しいETCカードを発行してくれるため、利用者は特に気にする必要はありません。

ETCカードを買い物に使える?

【A3】ETCカードは、ETCにしか使えません。ただし、クレジットカードとの一体型カードなら、クレジットカードの方の機能でショッピングにも利用できます。

>ETCカードとクレジットカードが別々となっている場合は、ETCカードでお買い物など決済することはできません。

ETCカードは2輪車でも使える?

【A4】ETCカードは、バイクでも利用可能です。ただし自動車用の車載器とバイク用の車載器は種類が違うため、別に購入し、セットアップをしなければいけません。

ETCカードは車載器がないと使えない?

A5.車載器なしのETCカード単体でも利用可能です。この場合、ETCレーンではなく一般レーンに進入して、係の人にETCカードを手渡しして料金を決済してもらいます。

ただし手渡しで使うと、ETC用の割引サービスは適用されませんので、注意しましょう。

どんなクレジットカードでも新規作成時にETCカードを同時発行できる?

【A6】まず、追加カードにETCカードがないクレジットカードが存在します。

また一部のクレジットカードは、同時発行ができず、クレジットカードを作った後に、あらためてETCカードの申込みをしなくてはいけません。

車載器の設定は自分でしてよい?

【A7】車載器の取り付けは自分でしても大丈夫ですが、セットアップは登録店でおこなわなくてはいけません。

ETCカードはクレジットカードの追加カードとして作るのが得

ETCカード(ETCパーソナルカード)単体だけを作ることはできます。しかしETCカードの単体発行はデメリットが多すぎるため、クレジットカードの追加カードとしてETCカードを作るのがおすすめです。

さらにクレジットカード経由でETCカードを作る場合も、どのクレジットカードを選ぶかによって、「かかる費用」や「獲得ポイント」「発行日数」など、さまざまな条件が変わってきます。

ETCカードをメインで使うなら、なるべく費用がかからず、獲得ポイントが多くなるクレジットカードを選ぶのがよいでしょう。クレジットカードも使うなら、両方のサービス内容を吟味して、もっとも利益が大きくなるカードを選んでみてください。

ETCカードはETCカードのみの発行も可能ですが、デポジットが必要になるため、クレジットカードと併せて発行するのがおすすめです。年会費無料のクレジットカードでもETCカードを発行することができ、カードによってはETC利用でポイントが増えるカードもあります。ETCカードでもポイントが貯まるので、ぜひ1枚は持っておくのがおすすめです。

監修・コメント頂いた専門家
鶏冠井悠二
鶏冠井悠二
・2級ファイナンシャルプ ランナー・証券外務員一種・投資診断士

コンサルタント会社、生命保険会社を経験した後、ファイナンシャルプランナーとして独立。
「資産形成を通じて便利で豊かな人生を送って頂く」ことを目指して相談・記事監修・執筆業務を手掛ける。担当分野は資産運用、保険、投資、NISAやiDeco、仮想通貨、相続、事業承継、クレジットカードやポイ活など
幅広く対応。現在、WEB専門のファイナンシャルプランナーとして活動中。
URL:https://nagoweb.co.jp/fp/