代表選手 参加規約

代表選手 参加規約

代表コスプレイヤー参加ルール
VIDEO DIVISION 参加規定
STAGE DIVISION 参加規定

代表コスプレイヤー参加ルール

1. 各国・地域の代表コスプレイヤーは 2 名 1 組とする。

2. 各国・地域の代表選考会に出場するためには、コスプレイヤーが予選開催国・地域の市民権または居住権を有することを証明する書類を当該国・地域のオーガナイザーに提出する必要がある。
※また、特定の国・地域への永住権を取得中であり、当該国・地域の制度下に基づく在留資格を取得していることを当該国のオーガナイザーまたそれに準ずる者が認めた場合に限り、当該国・地域の代表として参加ができる。国より地域の特性が強い場合、または連合などの統合制度下にいる場合は自分が属すると判断する国・地域の代表として参加ができる。
※ただし、特定の国・地域の代表として参加した後に、居住地域の変更・国籍の変更があっても他の国・地域の代表としての参加は参加年度から5年間は参加できないものとする。参加資格に関する質問は、当該国・地域のオーガナイザーに連絡し、世界コスプレサミット事務局による審査が必要と判断した場合は、その審査結果に従うものとします。

3. 年齢が 18 歳以上であること。
※ 18 歳未満の場合は、必ず保護者の許可を得ること。保護者の許可を得ることができ、一人での来日が可能ならば参加可。年齢制限は国・地域によって異なる場合がある。

4. ワールドコスプレチャンピオンシップの期間中来日し参加ができること。来日が困難な場合はオンライン中継出演でチャンピオンシップのスケジュール及び審査発表に参加できること。

5. 代表は各国・地域の代表選考会の主催者にて独自の選定方法により決定することを認める。代表の変更が避けられない場合は各国・地域の代表選考会の主催者の判断によって、代表の資格を満たす者を代表として指定することができる。その際は必ず WCS 事務局に代表としての資格を満たしていることを説明する必要がある。

6. チーム内の二人は同じ日本のマンガ、もしくは日本のアニメ、ゲーム、特撮の登場キャラクターで統一すること。また、コスプレ衣装は原則本人の手作りであること。
※ 同人作品、アンソロジー作品は不可。
※ ゲームの場合は、そのキャラクターが日本発のものであること。(例えば、日本製のアニメであってもその登場キャラクターがディズニーやスターウォーズの場合は不可とする。)
※ 本人の手作りを基本とするが、一部家族、友人の手助けを受けても可とする。

 

■ 代表の制約
1. 世界コスプレサミットの成功に対して積極的な協力をすること。
2. 「世界コスプレサミット」の宣伝・広報のため、代表選考会映像、写真を媒体に使用(テレビ番組、ホームページ、新聞、雑誌など)することがある。その際に報酬は発生しない。
3. 「世界コスプレサミット」に関連する番組及び各種媒体からの取材協力、紙媒体への宣伝活動、及びイベント等への出演など、「世界コスプレサミット」イベント期間中における一切の媒体露出の肖像権は「世界コスプレサミット事務局」に帰属する。
4. 代表コスプレイヤーは、別途用意するフォームを確認し、同意のうえフォームを提出すること。

 

■ 代表の権利 
1. 「世界コスプレサミット」の過去代表として名乗ることや今後、事務局にて管理する過去代表グループ(WCS アルムナイ)への参加、募集するプログラムへの参加を認める。
2. ワールドコスプレチャンピオンシップにおいて、以下の賞典を表彰する。受賞した場合、記念品に加え、スポンサーによる副賞がある場合は、それを後日郵送にて授与する。また、賞典は下記に記載以外のものを追加する場合がある。

総合得点
第 1 位(グランドチャンピオン):トロフィー、賞状、記念品
副賞 2023 年開催予定の「世界コスプレサミット コスプレチャンピオンシップ」のゲスト審査員及び渡
航時の往復航空券
第 2 位:トロフィー、賞状、記念品
第 3 位:トロフィー、賞状、記念品
その他、特別賞(スポンサーによる副賞)を設ける。
※ 賞品の発送は 2022 年中を予定

 

■ 参加に際しての注意点 
1. 競技・審査ルールを遵守するほか、自国・地域にて動画撮影・制作を行う際には、以下も配慮すること。

1) 各国・地域が定める「新型コロナウイルス感染症対策」に基づいた行動や撮影、衣装、動画制作を行うこと。なお、各国・地域により、定める内容が異なるので自国・地域と他国・地域を比較評価しないこと。
2) 撮影環境の保全に努めること。
自チームの私有地以外で撮影する場合、許可を取り無断で撮影を行わないこと。許可を受けたことの証明がある場合は情報を提供すること。

2. 競技・審査ルールにもある通り、危険行為や倫理的に問題のある内容は認めない。また、事前提出資料の提出期限を遵守すること。なお、提出資料の様式や内容は事務局が提供するフォーマットを参照すること。
3. 事務局に提出された衣装製作レポート・動画を含む全ての資料は、商業目的・非商業目的、編集データ、オリジナルデータを問わず事務局が自由に活用できる。

2022 年 3 月 3 日改定
世界コスプレサミット運営事務局

 

VIDEO DIVISION 参加規定

■ 基本コンセプト
1. キャラクターを構成する衣装の再現性など、ワールドコスプレサミットらしいコスプレ力を競うものであること。

2. 独自視点による再構築や独自性の高い演出を加える場合も設定の逸脱、破綻する解釈はせず、原作を冒涜しない、作品愛のあるものであること。

3. クリエイティブな発想に基づき企画設計し、キャラクター、及び動画審査においても高いプロデュース力が伺えるものであること。

 

■ 審査基準
1. 衣装審査(50 点満点)
キャラクターを表現する構成要素(衣装や持ち道具、メイク、ウィッグなど)の制作に関し、以下の 3 つについて採点する。審査は代表が事前に提出する衣装レポート・衣装プレゼン動画を見て行う。
※衣装(コスチューム)の完成度を審査する時、コスプレイヤー自身の人種・性別・サイズの原作キャラクターとの違いは審査に影響しない。

1) 衣装の精密度(30 点)
原作の衣装デザインと実際の衣装とを比較して評価。
原作のものと完全に一致していれば最高点、全く異なる場合は最低 0 点が与えられる。なお、原作の衣装に不明な部分がある場合は、原作の世界観、およびキャラクターらしさを守っている限り、デザイン構築・色の選定はコスプレイヤーの裁量に委ねられるものとし、提出された原作の衣装画像との相違点は採点に影響を及ぼさないものとする。
(例:白黒の漫画で衣装の正確な色がわからない等)

2) 衣装の品質(10 点)
衣装がいかによく組み合わされているか、いかに正しく競技者に適合しているか、いかに綺麗に彩色・縫製されているか等の複数の要因を基準に評価。
3) 技術(10 点)
衣装を制作するうえでの技能を評価。
衣装様々な難しい技能を駆使して造形されている場合は、わずかで単純な技能を用いた場合よりも、高く評価される。技能の量よりも品質の高さが問われる要素である。また、可変の機構などのギミックがある場合、そのアイディアもここで評価する。

2. 動画審査(100 点満点)
製作されたビデオ動画を通し、以下の 3 つについて採点する。

1) 構成力(45 点)
最大 2:30 という時間をいかに効率よく使用できているか。起承転結がしっかりしており観客にきちんと伝わったかどうか。また、画面の構図や場面転換などのアイデアやプロデュース力を評価。

2) 演技力(45 点)
芝居を始め、歌やダンスなど、アクションの完成度として、修練されたものであり、また、単調な動作の中にも感情表現がある、セリフは聞き取り易いなど、動画としての見応えがあるものかどうかを評価。

3) 主観的要素(10 点)/X factor (10 points)
創意工夫があり、エンターテインメント性を感じる魅力ある動画やストーリーへの高い没入感があった動画など、1)や 2)だけの尺度では測れない要素を審査員個々の独自視点にて評価。

■ 得点について
1. 総合得点による順位は、審査基準の 1.衣装審査と 2.動画審査を合計した 150 点満点で評価するものとする。各国・地域での予選会においては、これを参照するのが望ましい。

2. 得点は審査員の最高点と最低点は除き、平均値を計算し、衣装審査と動画審査の合計得点で順位を決定する。

3. 衣装審査、動画審査の最終得点の合計で同点があった場合は、動画審査員の判断により順位を決定する。

■ 審査方法
1. 衣装審査

1) 衣装審査では、各審査員は審査対象となる代表コスプレイヤーのハンドメイド技術、デザイン、センスな
どがいかに優れているかを評価する。衣装審査は全てのチームの衣装の平均値を基準に衣装が優れたチームは
高くなるように、衣装の完成ができなかったりルールに違反したチームは低くなるように審査する。同じ点数
となるチームがあっても良い。

2) キャラクターを構成する要素で代表が審査対象と希望するもの全てを審査する。衣装(複数も可)・メイク・ウィッグ・手持ちの道具などを全て審査するが、審査点は審査対象になるものの平均値で決める。

3) 競技ルールに則った内容のものとし、日本語か英語で記載された衣装レポート、及び 5 分〜8 分以内にまとめた衣装プレゼン動画を見て審査する。

4) 審査員は、各国・地域のオーガナイザーとするが、オーガナイザーが指定する第三者による審査も認める。

5) 審査順は特に定めないが、事務局から各国・地域のオーガナイザーへの資料の公開は、提出があった順に不備がなかったものから順次行うものとし、採点終了期日は、代表からの資料提出期限から 240 時間まで(10日以内)とする。

6) 代表が提出期限を超過した場合、24 時間毎に衣装審査得点から 10%減点とし、120 時間以上超過する場合は、審査なしの得点 0 とする。(24 時間超過:10%、48 時間超過:20%など)
また、事務局より資料の不備の申し立てがあった場合、申し立てより 24 時間以内に不備を修正して再提出する必要がある。この場合も 24 時間毎の超過に伴い、衣装審査得点から 10%減点とし、72 時間以上超過する場合は、審査なしの得点 0 とする。
提出期限と再提出における期限、どちらも超過する場合は、累積して減点される。(提出期限 24 時間超過:10%+再提出期限 24 時間超過:10%は、衣装審査得点より 20%減点。)
提出期限を超えた場合の減点は事務局によって行う。審査委員の衣装審査では提出期限超過の減点は行わない。

2. 動画審査

1) 動画審査では、各審査員は審査対象となる 2 分 30 秒以内の動画を通して、代表コスプレイヤーのアクションの完成度や感情表現、ストーリーの構成やエンターテインメント性など優れた点を評価をする。その際審査員は、優秀な点があればあるほど点数を加算する「加点方式」にて審査を行う。万が一 2 分 30 秒の制限時間をオーバーした場合、5 秒毎の超過に伴い、動画審査得点から 10%毎減点とし、2分 46 秒以上超過する場合は、審査なしの得点 0 とする。
2) 競技ルールに則った内容のものとし、台本や演出の情報、衣装原画やキャラクター情報を期日までに事前に提出すること。動画は、事務局へ提供した情報とは違う作品の使用及び大きな内容の改編は認めない。万が一、競技ルールに逸脱する内容だと事務局が判断した場合は、修正を加えるか、該当箇所を削除しなくてはならない。また、完成した動画と合わせ、動画編集に使用したエフェクトやアニメーション、画像などのオブジェクトのリソース及び効果音やサウンド類のリソース、また、代表以外に動画製作に関わった第 3 者がいれば、コスネームやハンドルネーム、あるいは、本名を合わせて提出すること。
3) 審査員は、動画の完成度を重要視するため、細かいところの確認のために事前に審査を行い、動画を複数回視聴して点数をつけることを可能とする。

 

■ 競技ルール
この審査・競技ルールと合わせ、世界コスプレサミット各国・地域代表規定も確認してください。
1. 衣装審査に関するルール

1) キャラクターを構成する要素で代表が審査対象と希望するもの全てを審査する。衣装(複数も可)・メイク・ウィッグ・手持ちの道具などを全て審査するが、審査点は審査対象になるものの平均値で決める。キャラクターを語る上で欠かせないアイテムは、衣装の一部とみなし、審査対象とすることができる。コスプレイヤーが着用することなく、動画内にセットしておくのみの物(演出の補助のために使用する物)であれば、衣装審査の対象としない。

2) 審査の対象となるアイテムは全て代表コスプレイヤー2 名による自作であることとし、そのアイテムの 75%以上は手作りであるものとし、制作過程・方法をレポートと衣装プレゼン動画で説明する。家族、友人が一部手伝うことがあった場合は、衣装レポートにて明確に提示すること。万が一、そのアイテムの 25%以上が手作りではないと判断された場合、そのアイテムのみを審査の対象外とする。
3) 市販のもの(既製品)を流用・使用した場合、審査の対象としない。

4) ギミック用のパーツを追加するなど、原作と細部を変更する場合は、衣装製作レポートにて明確に説明す
ること。

5) 3D プリンタやファブリックプリンタのようなデータ入力による全自動製作ツールを用いることは認める。各アイテムのモデリングデータ・衣装とのバランス・仕上げ作業・塗装・代表へのフィット感などを審査し、モデリングデータ・パターンをダウンロードしてプリントのみしたものは市販のもの(既製品)とみなす。既製品と判断される部分がアイテムの 50%を超える場合は審査対象外とする。

6) 判断に迷うものは、ルール委員会のメンバーにて協議の上、判断する。

2. 動画審査に関するルール

1) 競技者の安全を守るため市販の模造刀や剣、金属加工などの鋭利なものや鈍器、火器など、危険性の高い武器類の使用は禁止とする。また、実際に火を起こしたり、取り扱いに注意の必要な危険物を使用した演出も禁止とする。

2) 映像における倫理など、以下の A)〜E)にあるような配信するプラットフォームのガイドラインに沿わない内容は禁止とする。なお、これは抜粋のため、詳細は、プラットホームにて確認すること。
(例)YouTube:https://www.youtube.com/intl/en_us/howyoutubeworks/policies/community-guidelines/

A) WCS オフィシャルのイラストやロゴ、原作となる作品の公式ロゴや画像、動画編集においても使用したエフェクトやアニメーション、画像などのオブジェクト及び効果音やサウンド類などにおいて、著作権を侵害するものの使用を禁止とする。

B) 露骨な性的表現やナレーションの使用。

C) 不快感や衝撃を与える血液や嘔吐物などの描写や暴行、拷問などの暴力行為。
D) ヘイトスピーチや自殺、いじめなどを煽る内容。

E) 身体に重傷を負う恐れのある差し迫ったリスクを伴うチャレンジ。

3) 動画・サウンドについては以下の通りとする。

A) 音楽素材は、JASRAC が管理している楽曲は、自分たち自身で演奏もしくは打込みした音源であれば使
用可能、または著作権フリーのサウンドクリップを使用すること。使用する音源は、各国・地域のオーガ
ナイザーが問題ない素材であることを確認することとする。
B) 母国語の使用は問題ないため、聞き取れない日本語でセリフを吹き替えないこと。

C) 音源に原作の声優のセリフや声・作中の BGM を流用すること、映像に作中のシーンやイメージをコピー、トレースして使用すること、自チーム以外に著作権を有する素材類の使用は禁止とする。また、映像編集に関しては、基本的な編集は代表本人が行うものとするが、エフェクトや CG の追加を第三者に依頼しても良いこととする。
※ 基本的な編集とは、撮影した動画素材を切り貼りして 2:30 以内の動画作品のベースを作成することを指す。

D) 自チーム以外の私有地や公共の場所などで撮影する場合は必ず許諾を受けた場所に限って行うこと。ゲ
リラ的な撮影は禁止とする。

E) 自チーム以外の人をエキストラとして参加することやイラストやアニメーション、CG などでキャラクターを造成することは問題ないが、代表である二人が明確になるように演出すること。造成する場合においては、C)にあるようにコピー、トレースの手法は行わない。

F) 自チームにて複数キャラクターを演じるのは認めるが、それ以外がエキストラなどを行う場合、衣装審査及び動画審査の審査基準 2)演技力の評価対象にはならない。また、背景や CG などをはじめ、エキストラの使用に制限は設けないので、エキストラが市販の衣装を使用することも認める。ただし、どの場合においてもあくまで作品を補助するためのものとし、自チームの代表コスプレイヤー2 人の内一人も映っていない場面が連続して 15 秒間を超過することは禁止とする。
・15 秒を超過した場合、下記に従って動画審査点を減点する。
・15.1 ~ 16 秒 →5 点減点
・16.1 ~ 17 秒 →5 点減点
・以降、1 秒につき 5 点追加で減点
・20 秒以上の場合は無条件で動画審査の点数が 0 点となる

G) 上映中のセリフについては日本語と英語の字幕を表示する。表示場所は下部4分の 1 程度で事務局が調
整するものとし、事前に映像内に字幕を入れる必要はない。なお、絵コンテに日本語か英語でセリフのタ
イミングがわかるよう書き入れてあったもののみを対象として表示する。

H) 音源は、192kbps 以上のステレオとし、映像は 1920x1080 ピクセルの解像度 1080p 以上で、画面アスペ
クト比 16:9 とする。
なお、映像の提出の場合は、音源を合成した 1 つの動画データで、ファイル形式:MOV、MP4、AVI、WMV のいずれかで制作されたものとする。

4) 動画内容にレギュレーション違反がないか各国・地域のオーガナイザーに確認してもらうこと。事務局が危険性や倫理的に問題があると判断した場合、動画の再編集を指示する場合がある。再編集には、48〜72 時間の修正時間を与える。

A) 特殊な演出を考えている場合は事前に各国・地域オーガナイザーに相談するか、演出の情報資料で示し
たり、提出する台本に詳細を記載すること。

B) 撮影時は安全や環境に配慮し、国、地域の法令を遵守して撮影すること。

2022 年 3 月改定
世界コスプレサミット運営事務局

STAGE DIVISION 参加規定

■ 審査基準
1. 衣装審査(100 点満点)
キャラクターを表現する構成要素(衣装や持ち道具、メイク、ウィッグなど)の制作に関し、以下の 3 つについて採点する。審査は代表が事前に提出する衣装レポート・衣装プレゼン動画を見て行う。
※衣装(コスチューム)の完成度を審査する時、コスプレイヤー自身の人種・性別・サイズの原作キャラクタ
ーとの違いは審査に影響しない。

1) 衣装の精密度(40 点)
原作の衣装デザインと実際の衣装とを比較して評価。
原作のものと完全に一致していれば最高点、全く異なる場合は最低 0 点が与えられる。なお、原作の衣装に不明な部分がある場合は、原作の世界観、およびキャラクターらしさを守っている限り、デザイン構築・色の選定はコスプレイヤーの裁量に委ねられるものとし、提出された原作の衣装画像との相違点は採点に影響を及ぼさないものとする。
(例:白黒の漫画で衣装の正確な色がわからない等)

2) 衣装の品質(40 点)
衣装がいかによく組み合わされているか、いかに正しく競技者に適合しているか、いかに綺麗に彩色・縫製されているか等の複数の要因を基準に評価。

3) 技術(20 点)
衣装を制作するうえでの技能を評価。
衣装様々な難しい技能を駆使して造形されている場合は、わずかで単純な技能を用いた場合よりも、高く評価される。技能の量よりも品質の高さが問われる要素である。また、可変の機構などのギミックがある場合、そのアイディアもここで評価する。

 

2. ステージパフォーマンス審査(100 点満点)
ステージ上で行われるパフォーマンスを通し、以下の 4 つについて採点する。

1) パフォーマンス(50 点)
パフォーマンスのクオリティ・完成度、ストーリーの伝達力、プロップ活用、作品へのリスペクト、エンターテインメント性などを評価。

2) 演技力・熟練度(20 点)
芝居を始め、歌やダンスなど、アクションの完成度として、修練されたものであり、また、単調な動作の中にも感情表現がある、セリフは聞き取り易いなど、ステージ上での表現力を評価。

3) コスチュームのステージ映え(20 点)
衣装がステージ上に立って初めてわかるような価値、ステージ上での印象を評価する。可変の機構などのギミックが実際にステージでどう活かされているか等も考慮する。

4) 主観的要素(10 点)
期待を超えて感動や興奮させる何か、今までなかった新しいアイディアなどを評価。

■ 得点について About the Scoring
1. 総合得点による順位は、審査基準の 1.衣装審査と 2.ステージパフォーマンス審査を合計した 200 点満点で評価するものとする。

2. 得点は審査員の最高点と最低点は除き、平均値を計算し、衣装審査とステージパフォーマンス審査の合計得点で順位を決定する。

3.衣装審査、ステージパフォーマンス審査の最終得点の合計で同点があった場合は、ステージ審査員の判断により順位を決定する。

■ 審査方法 Judging Method
1. 衣装審査

1) 衣装審査では、各審査員は審査対象となる代表コスプレイヤーのハンドメイド技術、デザイン、センスなどがいかに優れているかを評価する。衣装審査は全てのチームの衣装の平均値を基準に衣装が優れたチームは高くなるように、衣装の完成ができなかったりルールに違反したチームは低くなるように審査する。同じ点数となるチームがあっても良い。
2) キャラクターを構成する要素で代表が審査対象と希望するもの全てを審査する。衣装(複数も可)・メイク・ウィッグ・手持ちの道具などを全て審査するが、審査点は審査対象になるものの平均値で決める。
3) 競技ルールに則った内容のものとし、日本語か英語で記載された衣装レポート、及び 5 分〜8 分以内にまとめた衣装プレゼン動画を見て審査する。
4) 審査員は、各国・地域のオーガナイザーとするが、オーガナイザーが指定する第三者による審査も認める。
5) 審査順は特に定めないが、事務局から各国・地域のオーガナイザーへの資料の公開は、提出があった順に不備がなかったものから順次行うものとし、採点終了期日は、代表からの資料提出期限から 240 時間まで(10日以内)とする。
6) 代表が提出期限を超過した場合、24 時間毎に衣装審査得点から 10%減点とし、120 時間以上超過する場合は、審査なしの得点 0 とする。(24 時間超過:10%、48 時間超過:20%など)また、事務局より資料の不備の申し立てがあった場合、申し立てより 24 時間以内に不備を修正して再提出する必要がある。この場合も 24 時間毎の超過に伴い、衣装審査得点から 10%減点とし、72 時間以上超過する場
合は、審査なしの得点 0 とする。
提出期限と再提出における期限、どちらも超過する場合は、累積して減点される。(提出期限 24 時間超過:10%+再提出期限 24 時間超過:10%は、衣装審査得点より 20%減点。)提出期限を超えた場合の減点は事務局によって行う。審査委員の衣装審査では提出期限超過の減点は行わない。

 

2. ステージパフォーマンス審査

1) ステージ審査では、各審査員は ステージ上で披露される 2 分 30 秒以内のパフォーマンスを通して、代表コスプレイヤーの演出力、表現力、創作力、エンターテインメント性など優れた点を評価する。その際審査員は、優秀な点があればあるほど点数を加算する「加点方式」にて審査を行う。万が一 2 分 30 秒の制限時間をオーバーした場合、10 秒以内は、パフォーマンス得点から 10%の減点、10 秒以上の場合は、25%の減点とする。

2) パフォーマンスシートの必要項目は全て記載し、衣装原画、音源または映像と合わせて期日までに事前に提出すること。

3) パフォーマンスの内容は自由だが、他の指導がない限り、パフォーマンス後の撤収が速やかに行えるものとし、ステージを汚す可能性のある行為、ステージに跡が残る行為は禁止とする他、競技ルールに則った内容のものとする。パフォーマンス終了後にステージ上に残されたプロップ類はスタッフによって回収するが、その際のダメージや破損は WCS 事務局は一切の責任を負わない 。

4) パフォーマンス前約 40 秒間を転換時間とし、ステージプロップがある場合は、その間にスタッフがセット
(プリセット)する。

5) 代表及びパフォーマンスに必要なアイテムは全てステージ上手でスタンバイし、代表がステージ下手から
登場する演出の場合は、40 秒の転換時間にてステージ上を横切り配置に着くこととする。

6) パフォーマンスの最中は、代表 2 名以外の人間がパフォーマンスをサポートすることはできない。

7) パフォーマンスの順番は、事前に行う全チーム公平なくじ引きによって決定する。
なお、健康状態による理由を除き、一度決められた順番は変更できない。

 

■ 競技ルール Contest Rules
この審査・競技ルールと合わせ、世界コスプレサミット各国・地域代表規定も確認してください。

1. 衣装審査に関するルール

1) キャラクターを構成する要素で代表が審査対象と希望するもの全てを審査する。衣装(複数も可)・メイク・ウィッグ・手持ちの道具などを全て審査するが、審査点は審査対象になるものの平均値で決める。キャラクターを語る上で欠かせないアイテムは、衣装の一部とみなし、審査対象とすることができる。コスプレイヤーが着用することなく、ステージ上にセットしておくのみの物(演出の補助のために使用する物)であれば、衣装審査の対象としない。

2) 審査の対象となるアイテムは全て代表コスプレイヤー2 名による自作であることとし、そのアイテムの 75%以上は手作りであるものとし、制作過程・方法をレポートと衣装プレゼン動画で説明する。家族、友人が一部手伝うことがあった場合は、衣装レポートにて明確に提示すること。万が一、そのアイテムの 25%以上が手作りではないと判断された場合、そのアイテムのみを審査の対象外とする。

3) 市販のもの(既製品)を流用・使用した場合、審査の対象としない。

4) ギミック用のパーツを追加するなど、原作と細部を変更する場合は、衣装製作レポートにて明確に説明す
ること。

5) 3D プリンタやファブリックプリンタのようなデータ入力による全自動製作ツールを用いることは認める。各アイテムのモデリングデータ・衣装とのバランス・仕上げ作業・塗装・代表へのフィット感などを審査し、モデリングデータ・パターンをダウンロードしてプリントのみしたものは市販のもの(既製品)とみなす。既製品と判断される部分がアイテムの 50%を超える場合は審査対象外とする。

6) 判断に迷うものは、ルール委員会のメンバーにて協議の上、判断する。

 

2. ステージ審査に関するルール
1) 衣装を含み、パフォーマンスに必要なアイテムについては以下の通りとする。

A) ステージプロップは、最大 3 点までとし、1 つにつき 10kg 未満とし、天地 2,100mm、左右 2,100mm、奥行900mm 以内とする。なお、衣装が隠してある、ギミックがあるなどの特異点は必ずパフォーマンスシートにて明確に提示し、またステージプロップを連結させるなどの展開は、ステージ審査内の 2 分 30 秒の中で行うこととする。
・ステージプロップ 1 つの重量が 10kg を超過した場合、下記に従ってキャラクター審査点を減点する。
・10.1~10.5 →5 点減点
・10.6~11.0 →10 点減点
・以降、0.5kg につき 5 点追加で減点
・15kg 以上の場合は無条件でキャラクター審査の点数が 0 点となる
・ステージプロップ 1 つのサイズが天地・左右・奥行で規定を超過した場合、下記に従って衣装審査点を減点
する。
・天地、左右、奥行きそれぞれの項目で 1cm オーバーにつき 1 点減点
・天地、左右、奥行きを足した点数が 1cm オーバーにつき 1 点減点
・合計 10cm 以上の超過は無条件で衣装審査の点数が 0 点となる

B) ステージプロップ以外のアイテムでパフォーマンス前にステージ上及びステージサイドにセットが必要な場合は、代表自身が行うこと。

C) 衣装・ウィッグ・手持ちの道具・ステージ上で使用するアイテムの総重量は、2 名で 40kg 以内とする。
・総重量が 40kg を超過した場合、下記に従って衣装審査点を減点する。
・40.1-41.0kg →5点減点
・41.1kg-42.0kg →10 点減点
・それ以降、1kg の超過につき 10 点減点
・10kg 以上の重量超過は自動的に衣装審査の点数が 0 点となる

D) 市販の模造刀や剣などの武器類の使用は禁止とする。武器類に関しては、演技中に手から離れて観客にあたり怪我する恐れがあるなど、WCS が危険と判断した場合、使用を禁止する場合もある。

E) パフォーマンスに必要なアイテムは、WCS オフィシャルのイラストやロゴ、原作となる作品の公式ロゴ、画像の使用を禁止とする。

2) BGM・背景映像の使用については以下の通りとする

A) 音楽素材は、JASRAC が管理している楽曲は、自分たち自身で演奏もしくは打込みした音源であれば使用可能、または著作権フリーのサウンドクリップを使用すること。使用する音源は、各国・地域のオーガナイザーが問題ない素材であることを確認することとする。

B) ステージに設置されたスクリーンにて背景映像を流すことができる。これはステージの演出の幅を向上させるものでありステージを補助するものであるため、背景映像の出来栄えは加点対象にはならない。

C) 母国語の使用は問題ないため、聞き取れない日本語でセリフを吹き替えないこと。

D) 音源に原作の声優のセリフや声・作中の BGM を流用すること、映像に作中のシーンやイメージをコピー、トレースして使用することは禁止とする。また、映像の素材に関しては、自チーム以外に著作権を有する場合も使用を禁止とする。

E) 背景映像は上記以外に下記の注意事項に沿って制作すること。
・通常背景…ステージの雰囲気を作るもの 例)風景、ビル群、建物内部
制作手法:実写、イラスト、CG、ジオラマ制作物など
・特殊効果…ステージ上のコスプレイヤーの動きと連携のある演出 例)光、エネルギー、爆発
制作手法:実写、イラスト、CG など。

F) パフォーマンス中のセリフについては日本語と英語の字幕を表示する。字幕の表示は WCS 側が調整するものとし、事前に映像内に字幕を入れる必要はない。なお、セリフの使用言語は母国語を推奨とし、パフォーマンスシートに日本語か英語でセリフのタイミングがわかるよう書き入れてあったもののみを対象として表示する。

G) 音源は、192kbps 以上のステレオとし、映像は 1920x1080 ピクセルの解像度 1080p 以上で、画面アスペクト比 16:9 とする。
なお、映像の提出の場合は、音源を合成した 1 つの動画データで、ファイル形式:MOV、MP4、AVI、WMVのいずれかで制作されたものとする。

3) その他特殊効果や演出などについては以下の通りとする。

A) ステージを降りて客席を活用するようなパフォーマンスは禁止とする。

B) 以下の使用は禁止とする。
・粉(パウダー)、微細な金属粉(ラメ)
・火気(煙)
・水、水分を含むもの
・1 辺が 2cm 未満の紙吹雪(花びら、羽など舞台上にばら撒くものを含む)
※ 2cm 以上の大きさの紙吹雪は合計 100 枚まで使用可。
・火薬を使用したクラッカー
※ 火薬を使用していないクラッカーは使用可。ただしクラッカーを使った際に飛び出す物は、上記の 2cm 以上の大きさを順守すること。

C) その他 WCS が危険性やステージ転換の妨げになると判断した場合、使用を禁止する場合がある。特殊な演出を考えている場合は事前に WCS に相談し、WCS 事務局が許した器具のみ、特殊効果に使うことが許される。
(例:匂いを発生させる、爆発音を出す、強い光を発する 等)
D) レーザー光を使う場合は事前に事務局の許可を得ること。
E) コンセントにつないで電源を使用することは不可。内蔵バッテリーのみ。

 

■ その他
チャンピオンシップのバックステージには、各国・地域ごとの代表 2 名に加え、各チームのオーガナイザー、通訳、アシスタントのうちいずれかの関係者 2 名まで入ることが可能。
※ 各国・地域のオーガナイザー、通訳、アシスタントは、各国・地域の代表オーガナイザーより事前に任命し、WCS に申請された者が対象となる。
※ 各国・地域に同行しているプレス関係者や家族・友人は別途用意された関係者席で観覧することとする。

チャンピオンシップでのパフォーマンスは、予選会の時に披露したものと同じでも異なるものでも可能とする。ただし、同じものの場合は必ずパフォーマンスに改良を加え、チャンピオンシップにふさわしいレベルのものにするよう努力すること。

2022 年 3 月改定
世界コスプレサミット運営事務局