コスサミとは

世界コスプレサミットとはどんなイベントですか?

日本のアニメ・マンガ・ゲームなどのポップカルチャーを愛する「コスプレイヤー」が集まり、新しい形の国際交流・ 文化交流を創造するイベントです。 毎年、世界中のコスプレイヤーが名古屋市・愛知県に集い、交流を深めています。 地域自治体・行政・在外公館からのサポートを受けていることも特徴のひとつです。

※コスプレとは…漫画・アニメ・ゲームなどのキャラクターに扮装(ふんそう)すること。
※コスプレイヤーとは…漫画・アニメ・ゲームなどのキャラクターに扮装(ふんそう)する"人々"のこと。

WCSの根本原則 "コスプレサミットイズム"

- 第1原則【常に進化するポップカルチャーの祭典】 -

世界コスプレサミットは、日本のマンガ、アニメ、ゲーム等の作品を愛するコスプレイヤーが一同に集う世界大会を中心としたポップカルチャーの祭典であり、時代の変化を取り入れ常に進化をしていくものである。

- 第2原則【世界平和への架け橋】 -

世界コスプレサミットで扱うポップカルチャーは、全人類共通のコミュニケーション手段であり、人格形成のための重要なツールである。世界コスプレサミットは、ポップカルチャーを愛する全ての者に、オフライン・オンラインを問わないコミュニケーション場所を提供することを使命とし、世界コスプレサミットを通じて、人種・国境・文化・言語・習慣の壁を乗り越えた友情を育み、世界平和の架け橋となることを目的とする。

- 第3原則【クリエイターへの敬意と文化発展に対する貢献】 -

コスプレは、作品への尊敬・憧れから、作品への同一化を求める人間の根源的な感情のあらわれである。世界コスプレサミットに関わる者は、全てのクリエイターに対して深い敬意を払い、クリエイターと共に表現の場を守り、そして、文化発展に貢献していくものとする。

世界コスプレサミットの歴史
2003年
大須・ローズコートホテルで初開催。
2004年
一般コスプレイヤーも参加するパレードが初実施。
2005年
「愛・地球博」内で初のコスプレチャンピオンシップが開催。
2006年
外務省と国土交通省の後援を受ける。
2007年
メキシコ・韓国・デンマークが加盟し、参加国・地域数が12となった。
2008年
約300名のコスプレイヤーが大須コスプレパレードに参加した。
2009年
名古屋市中心の幹線道路の錦通にレッドカーペットを敷設してのコスプレパレードが行われた
2010年
来場者数は89,800人にのぼった。
2011年
ブラジルが三度目のコスプレチャンピオンシップ優勝を果たした。
2012年
10周年を迎え、参加国・地域が20となった。
2013年
学生ボランティア組織「WCSおもてなし学生実行委員会」が発足した。
2014年
メイン会場のオアシス21は来場者数が20万人を超えた。
2015年
ラグーナテンボスや博物館明治村との共同イベントが初開催。
2016年
参加国・地域が30に達する。期間中の来場者数は30万人を上回った。
2017年
15周年を迎え、名古屋市が「コスプレホストタウン宣言」をおこなった。
2018年
南アフリカが加わり、5つの大陸全てがWCSに参加した。
2019年
愛知に加え、「WCS in TOKYO」を東京ドームシティでおこなった。
2020年
新型コロナ感染症の影響で、オンラインイベントとして開催した。
2021年
名古屋市内でのイベントが再開し、オンラインイベント「ワールドコスプレチャンピオンシップ Video Division」とのハイブリッド開催となった。

ワールドコスプレチャンピオンシップ

ワールドコスプレチャンピオンシップとは、世界一のコスプレパフォーマンスチームを決めるコンテストです。世界コスプレサミットの中核となるイベントです。 WCSとパートナーシップを結んでいる各国・地域のオーガナイザーが開催する公式予選を勝ち抜いたチームが名古屋での決勝に進出します。各国・地域代表のコスプレイヤーは、各種ポップカルチャーイベントにゲスト参加したり、メディアで紹介されたりするため、WCS本戦出場はコスプレイヤーの登⻯⾨ともいえるのです。代表コスプレイヤーたちは「WCSアルムナイ」と呼ばれ、代表として出場した後でもWCS関連イベントと関わりをもつことが少なくありません。

メインとなるイベント会場の紹介

オアシス21

名古屋市の中心に所在する公共・商業の複合施設で、世界コスプレサミットのメイン会場のひとつです。「水の宇宙船」と呼ばれる建物は、夜になるとライトアップされ一年を通じて人気の撮影スポットとなっています。 コスプレサミットの期間中は特設ステージでのイベントや、コスプレ写真撮影を楽しむ多くの人でにぎわいます。

Hisaya-odori Park(ヒサヤオオドオリパーク)

2020年に開業した、商業施設と公園が一体化した新たな都市公園です。名古屋・久屋大通公園内の中部電力 MIRAI TOWERエリアと北エリアにわたり、オアシス21とならぶもうひとつのWCSメイン会場です。緑地と新興ビルのロケーションは年を増して人気となっています。電波タワーエリアの夜景は新たな撮影スポットになりつつあります。

大須コスプレパレード(大須商店街)

世界コスプレサミット発祥の地・大須商店街を、各国・地域代表および一般参加のコスプレイヤーが練り歩きます。WCS を代表するイベントのひとつです。毎年1000人を超えるコスプレイヤーが参加しています。
※2020年・2021年は新型コロナウイルスの影響で開催中止
※毎年、サテライト会場の散策エリアとして、大須商店街の一部店舗がコスプレのまま入店可能となっています。